皮膚炎にもなるツメダニ
犬のツメダニの大量寄生によって皮膚炎を引き起こします。別名ケイレテイラ皮膚炎ともいいます。
犬の被毛を掻き分けて、皮膚の表面を観察すると、フケが動いているように見えたら、そこにはツメダニが集団で寄生している可能性があります。
犬を抱いたり、同じ布団に寝たりしても、痒みのある発疹ができます。人間にこのような症状が出たら、犬を検査する必要があります。
ツメダニの特徴
- 激しい痒み
- 発疹
- フケ
診断の方法
顕微鏡で観察するしかないので、動物病院で検査するしかありません。
顕微鏡でみると、大きな爪を持つ0.5mmほどのダニです。
ツメダニの症状
このツメダニに犬固有のもので、よく畳に発生するコナダニを捕食するツメダニとは違います。
集団飼育している犬舎でダニが蔓延することが多く、犬を抱いたり、さわったりすると、人間の腕や胸部、腹部など、犬と同じように痒みと小さな発疹ができます。
対処方法
粉末殺虫剤を全身に散布して10分程度待ってから、シャンプーなどで洗い流します。
この処置を1～3日おきに2～3回行います。
このとき、犬の頭の上から肩、腰にかけての体から出ているフケを丁寧にこそげ落とします。
シャンプーしているときは、ダニが飛び散らないように注意します。
皮膚がただれて赤くなっていることもありますが乾燥すれば回復します。
ダニの寄生が重度の場合は、動物病院の診察をしましょう。
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