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ジャーマン・シェパードのかかりやすい病気と寿命

ジャーマン・シェパードは遺伝性疾患が非常に多い

ジャーマン・シェパードはドイツで優秀な軍用犬を作出することを目的に、繁殖と改良を加えて完成された犬種です。

 

幼少期に正しく教育されると従順であり、忠誠と服従の感情を表す犬種です。ペットとして飼うことだけでなく、数々の命令をこなすことでも、各分野での活動が行えます。

 

反面、教育されなかったジャーマン・シェパードは、攻撃的な犬となり、危険度が高い犬になります。成犬になると再教育することは困難な作業となります。

 

高い忠誠心を持つのですが、盲導犬としては使われません。高い忠誠心が仇となって、幼少期に飼い主と引き離されるときに、分離トラウマが発生してしまうからです。

 

ジャーマン・シェパードは後ろ足がカーブしているため、関節の病気になりやすいのです。
他の健康問題としては、ヴォン・ヴィレブランド病と皮膚アレルギーがあります。

 

また、体質的に太りやすいので、日常の生活で注意が必要です。
健康上・精神上の問題から、最低限でも1日2回、1時間程度の運動が必要になります。
これをしないと、激しい作業に耐えうる体力・持久力を持て余してしまい、ストレスの原因となります。

 

遺伝性疾患

ジャーマン・シェパードは遺伝性疾患が非常に多く、ノルウェーの調査では22%に股関節形成不全や脊椎異常などの骨格の問題が見られました。また慢性的な下痢になりやすいのです。

 

中には遺伝的理由による情緒不安定なジャーマン・シェパードがおり、予測できない行動や攻撃性、過度な内気なども生じることがあります。

 

また壮年期、老年期には進行性の後半身まひが高頻度で生じ、ほとんど治療法がないのが問題です。

 

寿命約10~12年

 

ジャーマン・シェパードのかかりやすい病気

  • てんかん
  • 白内障
  • ひじ関節、股関節の形成不全
  • 異常行動
  • 胃腸炎
  • 骨肉腫
  • すい臓機能不全
  • 進行性後躯麻痺
  • 難聴
  • アトピー性皮膚炎

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