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ダックスフントのかかりやすい病気と寿命

ダックスフントの乱繁殖による病気も多い

ダックスフントの起源は古く、アナグマや負傷した獲物の捜索や追跡のために、農夫などによって改良された犬種です。

 

このように、狩猟の時代から、特に地下での狩猟に適するよう繁殖されてきた歴史があります。

 

19世紀頃、ミニチュアとカニンヘンがスタンダード・ダックスフントが入ることのできない小さな穴に入って、アナグマだけでなく、ネズミやアナウサギ、テン類を猟るために改良されて誕生したようです。

 

胴長短足による病気
  • 胴体が長く、腰や股関節などへの負担が大きく、ヘルニアを代表とした関節疾患にかかりやすいのです。そのため、ジャンプや階段の昇り降り、滑りやすい床、路面の走行、肥満、抱え方等には注意が必要です。
  • 脚が短いことから、腹部を地面にこすりつけて、傷つけてしまったり、地面が熱い時は熱中症になりやすいのです。
  • 胴長短足の体型のために、胸部と腰部の背骨の障害である椎間板ヘルニアになる病気が高度に発生します。3~6歳で発症し、痛み、しびれ、後ろ足の麻痺を引き起こします。

 

目による病気

網膜の異常など、目の病気にかかりやすいのです。
眼球が全体に縮んでいく小眼球症が多発し、白内障や網膜剥離を併発することも珍しくありません。

 

垂れ耳による病気

垂れ耳であることから、蒸れやすく、ダニの寄生や細菌による外耳炎になりやすいことがあります。

 

乱繁殖による病気

肥満やヘルニア防止のダイエット、小型化にするため、素人ともいえる知識がないブリーダーが餌の制限が安易に行われいたため、ダックスフントが必要とする適度な分量の餌を与えず、栄養失調から諸疾患を引き起こすケースもあるのです。

 

寿命約14~15年

 

ダックスフントのかかりやすい病気

  • 口蓋裂・口唇裂
  • 椎間板ヘルニア
  • 睾丸停滞(オスの場合)
  • 眼瞼外反症
  • 緑内障
  • 進行性網膜萎縮
  • 腎形成不全(多飲多尿を引き起こす)
  • 乾性角結膜炎
  • 小眼球症
  • 白内障
  • 骨石化症
  • 糖尿病(真性)
  • 膀胱結石
  • てんかん

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