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ポメラニアンのかかりやすい病気と寿命

ポメラニアンは先天的に脱毛症を発症することがある

ポメラニアンは、17世紀以降多くの王族が飼育を始めたことで、
とくに愛犬家として知られるヴィクトリア女王がポメラニアンを愛好し、繁殖させたことによって、世界的な人気犬種となりました。

 

ポメラニアンは友好的で活発な犬種であり、環境の変化に敏感なため、新しい外的刺激に対して吠えやすい傾向があります。

 

ポメラニアンは知性豊かな犬種で躾もしやすく、
飼い主が適切な飼育をするなら、素晴らしい家庭犬となります。

 

老いるに従って、歯、心臓、腎臓から弱っていきます。
オスは前立腺の病気、メスは子宮内膜炎に侵されやすいと言われています。

 

先天性異常によって発症する病気

ホルモンを作る酵素が先天的に欠けており、毛がまとまって抜けたり、
黒斑病と言われる皮膚が黒化することがあります。
雌よりも雄に発症する傾向があり、遺伝的疾患ではないかと考えられており、
あらゆる年齢で発症する可能性があります。
黒斑病と類似した症状のクッシング症候群、甲状腺機能低下症、慢性皮膚感染症、生殖ホルモン疾患があります。

 

骨格異常、心臓異常、生殖異常のリスクが高く、膝蓋骨脱臼はポメラニアンでは
比較的多く見られる症例で、先天性異常や外傷によって発症します。

 

小型犬の気管虚脱

小型犬は、頭頂骨が開いているので、頭部に衝撃を与えないように注意が必要です。
さらに、小型犬に多く見られるのですが、気管虚脱を発症することがあります。
気管支障害の原因による呼吸障害で、正常であれば筒状になっている気管支が、扁平化して気道をふさいでしまう症状です。
ガチョウの鳴き声のような咳や、喘鳴のような咳をするのが特徴であり、
散歩などの軽い運動にも耐えられず、運動中に失神してしまったり、咳の悪化といった症状が出ます。

 

 

寿命約15~16年
一般的に長命です。

 

ポメラニアンのかかりやすい病気

  • 頭蓋破裂(水頭症が原因とみられる)
  • 歯突起の形成不全(首の骨の病気で神経障害が生じる)
  • 動脈管開存症
  • 低血糖
  • 膝蓋骨・肩甲関節の脱臼
  • 気管虚脱
  • 睾丸停滞(オスの場合)
  • 進行性網膜萎縮
  • 流涙症
  • 脱毛・黒斑病(ホルモン障害)

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